栃木・壬生、バンダイ・ミュージアム [ガン闘病記]
癌になってから、離れて住む息子が孫と過ごす時間を意識して作ってくれる。
今年の夏は、天候があいにくになってしまい、栃木の壬生にあるバンダイ・ミュージアムという屋内施設の見学ということになった。あまり大きくない施設で、正直ぱっとしない感じでした。
古いオモチャが展示されているのだが、そのオモチャをみて自分の子供の頃を思い出してしまった。
私は幼い頃は、関西に住んでいて、よく父に連れられ大阪に出たものだった。(後年、姻戚のおじがいて訪ねていたということがわかった)
百貨店に行ってオモチャ売り場のオモチャがよく記憶に残っている。
列車で大阪に出ていたこともあり、鉄製のレールを走るゼンマイ仕掛けの機関車を何度か買ってもらった記憶がある。この機関車は、バンダイ・ミュージアムでは見かけなかった。
しかし、大変思い出深いオモチャを二つ見つけた。
一つは、ブリキ製だったが、たしか内臓電池で動き、障害物があると方向を変え自由に動き回るものだった。動きが面白くて、父に買ってもらった記憶がある。
もう一つは、ロボット。これは映画で見たものだったので興味があったが、(映画同様)動きが緩慢だったので、迷ったが、上記のジグザクに動く円盤にした記憶がある。
この映画が何だったのか、ずいぶん記憶もなかったのだが、2003年にスーパー・ハリウッド・シリーズでSF映画の古典『禁断の惑星』(1956年)というジャケットを見て購入し、映画を見て内容を思い出した。“イドの怪物”というどんなに知能が発達して高度な文明を誇ったとしても、発達の過程で持っている原始的な衝動欲求が消えることなく支配している。それがために、高度な宇宙人の文明が滅び、人間がそこに到達しようとしても、やはり“イドの怪物”によって殺人や破壊が繰り返されてしまう、という内容。
出てくる問題のロボットは“ロビー”といって、『スター・ウォーズ』のR2D2にも影響を与えた、とDVDのジャケット紹介がされている。
私には懐かしい時間だったが、息子は息子なりに、孫は孫なりに楽しめたろうか?
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