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気づいたら、肺腺がんでした。 [ガン闘病記]

 今年の3月の中旬あたりから、朝の歯磨き中、血痰が出るようになり、おかしいな、と感じていました。
といっても、食欲も普通で、多少息が切れるようになったかな?という程度で、異変らしいものは何も感じることはありませんでした。昨年7月に会社の健康診断で胸部エックス線も撮っていましたが、異常はなかった。ただし、これはあとづけ話ですが、私の場合、癌の出来た場所が、心臓から消化器臓器へと密集した血管があるゾーン(エックス線では白く映る)の裏側に病変があり、もしかすると昨年の健康診断にも写っていた可能性はあるが、場所が場所だけに専門家でも見落とす可能性がある(もっと違う場所なら小さいうちに発見できたかも、と言うことらしい)。むしろ、専門医からこの段階で「どうして(異変が)分かったのか?」質問を受ける状態でした。健康診断を受けているから大丈夫という考えは、要注意だと思いました。
 仕事の都合で、4月にはいってから市民病院を訪ね、CTスキャンを撮ったら、右肺に6センチほど大きな空洞が出来ていました。血液検査での腫瘍マーカーの値も、少し高い(5以下なら正常)程度で、ガンという断定も出来ず、結核の可能性もありということで、痰の検査しました。結果は、結核ではない、といことになり、市民病院ではこれ以上詳細な検査が出来ないので、大学病院を紹介するから、と病院を変えて検査を4月に受けました。
 4月下旬に肺の内視鏡検査をし、5月初ゴールデンウィーク明けに検査結果がでて、肺腺がん、という結果。呼吸器内科から呼吸器外科に変わり、確実には6月に入ったら手術が出来るが、5月中でどれだけ早められるか検討する、という話でした。
幸い5月20日に手術が可能ということで緊急入院しました。
 当初は肺腔鏡による施術で出来るということだったので、簡単な手術で10日もすれば退院も可能だろう、と気軽に考えていたのですが、手術の前日の担当医の説明で、患部である肺(右下葉)に加えリンパ節郭清(かくせい)(D2)の切除が必要という判断がありました。
結果、開胸手術で、あばら骨2本、リンパ節郭清のため、気管も一度切断して再結合という、大きな手術(全身麻酔で5時間)を受けることになりました。
 入院2週間ほどののち退院、組織の病理検査が済み、最終的にステージⅢA、という判定(7段階中の5)が6月中旬にでました。

 入院中、大きな病院でしたので、呼吸器外科だけの病棟でも、多くの患者さんがいらっしゃいました。また次から次に術前、術後の患者さんがいらっして、決して他人事ではないのだなー、と実感しました。また、癌だけではなく、他の人工透析や糖尿などの持病がある患者さんもいて、生活習慣ということも含め、健康をいろいろ考えさせられることが、多かったです。
私は、他への転移がないので、この後、抗がん剤治療をするかはこれから呼吸器内科医の診察を受けながらです。治療をするにしても、今は、術後の体力回復努めるという指示のもとで日々を過ごしています。食が細り体重も落ちて、3~4時間起きていると一度横になってリセットしなくてはならず、現在は、日常生活もつらい、というのがホンネです。

 闘病記なことも話題の一つとして書くようにしたいと思いますが、末期といわれるステージⅣの方のブログもあったりするので、あまり病気にとらわれ過ぎず、免疫力を高めるお気楽な話題に努めながらの闘病記にできたらいいなぁ、と思っています。


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